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Monthly Archives : 10月 2014

Carry on Your Youth楽曲解説『Close Enough』
Posted on 2014/10/06

ご無沙汰しております
肌寒い季節になってきましたね
ショートパンツはしまいました

ツアーのため一時中断していた楽曲解説の続きを書きたいと思います
お待たせして申し訳ないです

 


今回は
M-8 『Close Enough』

 

先日のツアーでのハイライト的な役割を果たしていたこの曲
印象に残っている人も多いと思います

初期のdelofamiliaの雰囲気ありますね(2nd ALBUM「eddy」に入っていてもおかしくないキャラですね)
作ったのは割と最近です、今こういう曲が出来るのが自分でも不思議です
潜在的にずっとあるものなのかもしれません

 

曲を構成する楽器も普通です
歌、ギター、ベース、ドラムと少しばかりのシンセサイザー


録音もあまり変な事はせず普通に録りました


ドラムに関しては
録音してきた音がかなりクリアでHI-Fiだったので、ミックスの時にLo-Fiに加工しました

基本はドラムセット真上からシンバル類をトップマイクと
ドラム正面から5~6メートル離れた所に立てたアンビエンスマイクで収音したものでドラムの基本的な音を作り
オンマイクはスネアのスナッピー側とキックの中に入れたマイクを少し足すくらいでした

バランスが決まったドラムの音をSPL Kultubeという真空管ステレオコンプレッサーで音量をそろえて、伝家の宝刀カセットテープに録音

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という流れですね


戻って来た音をEQで少し調整してコンプレッサーをちょこっとかけて終了


ベースはレンジが広くシルキーに録れるAMEKのHAに直接さしてその後urei1176で少しコンプレッションしました

ドラムのキックやスネア、歌と合わせて聴いてEQしていったら結果レンジの狭い音に仕上がっていました^^;
このベースの音は結構理想的です、いても全然目立たないんだけど、ベースをミュートしてみると曲全体がいきなり寂しくなって、不安になってしまう
目立たないけど大事な音、そんなクールな存在なんです


ギターは通りフェンダーストラトキャスター、ジャズマスターにVOX AC30というお決まりの組み合わせなんですが、
曲後半ディストーションの壁が出てくる箇所はギブソンのレスポールを使いました(久しぶりの登場)

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やはり
レスポールにマーシャルの歪み
という王道の組み合わせは良いですね
ナイスディストーションでした

 

 

そんなディストーションの壁に負けず埋もれないヴォーカルを作るのには苦労しました

色々なコンプレッサーやプラグイン等 様々な方法を試してみましたがなかなかいい感じになってくれない
カセットテープにも録ってみたのですが、逆に埋もれてしまいました^^;

そんな中ピッタリな音が見つかりました
YAMAHA SPX900

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昔から使っているマルチエフェクター
この中に入っているディストーションをほんの少しだけ,本当に本当に少しだけかけるだけで歌がギターに埋もれずに出て来てくれたのです
レベルをあげなくても存在感のある歌が出来ました

 

 

 


最後にnord leadで作ったシンセパッドを曲全編にうっすら忍ばせて終了

 

優しくてドリーミーなんだけどオルタナティブな一曲に仕上がりました

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