ども!
夏本番って感じですね
更新遅れて申し訳ないです
とは言ってもゆっくり更新していくつもりなので、気長にお待ちください
2曲目
「Brigitte」
この曲はリエチャンとの共作曲
普段のdelofamiliaの曲作りは 僕が曲を作り リエチャンが作詞 という流れです
その時に僕の方から歌メロディーをピアノで入れて,そのメロディーに歌詞を付けていく作業になるのですが、
このBrigitteは少し違って、冒頭のAメロ部をリエチャンが作り直してくれました!
ナイスなメロディーだったので採用しました!
曲の生い立ちはそんな感じです
細かく解説していきます
前回のRollの解説が『マニアックすぎる!』との苦情もあったのですが、自分自身で読み返してみて楽しかったので、今回もスタイルキープでいきたいと思います
宜しくお願いします
この曲のビートもアナログリズムマシーンとヒューマンなドラムセットの絡みがチャームポイントになっていると思います
リズムマシーンはTR-808
そのままの808音だといまいち個性が出なかったので今回はコレ↓を繋げて録音
曲冒頭部分TR 808だけ鳴っている箇所は808内でシーケンスを組み、パラアウトではなくマスターアウトして↑このエフェクターで高音部分を押さえUrei1176で軽くコンプレッションして仕上げました
高音が控えられている分 低音が目立つダーティーな808サウンドになりました
生ドラムが入ってくると混ざりが悪かったので、エフェクターを外しました
こうして出来上がったリズムトラックに生のドラムセットをかぶせていきます
この曲はタムタムがないのでシンプルキット
タムタムがないので音が近かったので、ドラムセットから少しだけ距離を離したマイクで収音された音を使う事にしました
そうする事で
近い音の808
少し奥まった生のドラム
という風に立体感のあるビートになりました
ベース録音は凄くシンプルでした
色々なD.Iやコンプレッサーを組み合わせて試したのですが、結局何も繋げない方がリズムトラックにあっていたのでオーディオインターフェースにダイレクトイン!
(オーディオインターフェースとは パソコンに楽器や歌を録音する時には欠かせない重要な機材!詳しくはお近くのオーディオインターフェース屋さんに聞いてみよう!)
この曲はキックの低音が豊かなのでベースの低音は控えめ、後処理としては中音&ある一定の高音部分にコンプレッサーをかけてます
目立つ中域を控えるのと、指引きのカリカリした音を押さえる目的です
目立つサウンドではないのですが、グルービーで曲の雰囲気を支配するイカしたベースになりました
ギターは普通の音が欲しかったので普通のギターをチョイス
10年前に購入した72年のフェンダーストラトキャスター
無難なエレキギターの音が欲しい時はこのギターを使います
良くも悪くもいいエレキギターの音がするので、あまり目立ちたくない時に使います
ストラトをVOX AC30に繋げて2Mくらい離れた所に設置したリボンマイクで収音(リボンマイクについては前回のRoll楽曲解説で熱弁?してます)
エフェクターは使わなかったです
いわゆる”アンプ直”というヤツです
あっ
後半部でアナログディレイちょこっとだけ使いました
ディレイとは、音が山彦のように繰り返されるマシンです
そして今回のメインテーマを担うのがシンセサイザーです
曲の中盤から突然現れて消えていきます
ゲリラ豪雨のようなシンセサウンドです
真ん中の黒いヤツPROPHET 08です
PROPHET 08だけでは個性が強く、真ん中に注目を引きつけすぎるので、手前の赤いヤツ nord leadで左右に広がったサウンドを作り、音を混ぜる事でイメージをちょっとだけ分散させ広がる印象に仕上げました(このバランスが難しかった…)
シンセのリードパートが終わり歌が入ってきたらPROPHET 08は任務終了
nord leadは奥の方で控えめに鳴り続けています
今回のヴォーカル録音はaudio-technicaさんからお借りした真空管マイクを使用
すごくモダンでHi-Fiなマイクです
反応もよく生々しく録れるので、表情豊かなヴォーカルをとるの最適でした
音数少ない曲なので歌を楽しめると思います
今回メインボーカルの処理は
マイク
↓
HA(スタジオにあったTUBE-TECHだったと思う)
↓
Empirical Labs Distressor(ピークをとる程度のコンプレッション)
↓
録音
mix時に
EQ(主にローカット)
↓
マルチバンドコンプレッサー(高音部分のみ)
↓
プラグインコンプレッサー(-1~2db程度のコンプレッション)
↓
Urei1176(-1~2db程度のコンプレッション)
↓
SONY TC-KA3ER
↓
プラグインコンプレッサー(-1~2db程度のコンプレッション)
↓
EQ
という流れ
今回は元音がモダンだったので、使い込まれたカセットテープに通して質感を変化させています
それでも十分な高音が残っていたので仕上げのEQは微調整程度↓
マイクはキャラクターの違いがハッキリしているので面白い!
値段と管理が大変そうなので、自分では持ってませんが…
そんなこんなで終了
この曲はMIXらしいMIXはあまりしていません
全トラックを全て出しながら何となく微調整したら良い感じになってました
出来上がったmixをプラグインのコンプレッサーでまとめて最後にコレ↓に通す(真ん中の黒)
SPL Mix Dream XPに通して仕上げる
そうする事により高音が柔らかくなり、張り付き感がなくなり余裕のある音に仕上げてくれる
たまに登場する地味なヤツなのです
今回の解説はここまで!
この記事を読んで聴き直してみると聴こえ方変わるかな?変わらないかな?
お試しあれ
次回は
M-3 Because Of Animals
です
お楽しみに!
ツアー情報
<delofamilia tour 14 “Carry on Your Youth”>
Ticket 全自由 ¥3,780(消費税込み/ ドリンク別)
※4歳以上チケットが必要となります。お客様のご判断にて未就学児童のご同伴をお願いいたします。
■9.12 Fri. 大阪CONPASS
OPEN 19:00 / START 19:30
info 清水音泉 06-6357-3666
■9.13 Sat. 名古屋ell. FITS ALL
OPEN 18:30 / START 19:00
info サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
■9.18 Thu. 渋谷duo MUSIC EXCHANGE
OPEN 19:00 / START 19:30
info 渋谷duo MUSIC EXCHANGE 03-5459-8711
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