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Carry on Your Youth楽曲解説『Hog_T W O S』

ご無沙汰しております
久しぶりの更新で申し訳ないです

楽曲解説最後の曲
M9 『Hog_T W O S』
解説していきたいと思います

 


純粋なインスト曲というのは1stALBUM以来かもしれません(僕の記憶が正しければ…)

曲のキャラクターは、わかりやすくいうとシューゲイザーという感じでしょうか
ディストーションギターの洪水の中に溺れる事なく淡々とビートを刻むタイトなリズムマシン
このアンバランスでミスマッチな感じが変に心地良いです
そして学生時代を思い出します
やっぱり好きなものってあまり変わっていないみたいです
アルバムのコンセプトに見事にハマった一曲になっています

 

この曲の顔といえばやはりディストーションギターですね!

シューゲイズディストーションの作り方には色々な方法があり、人それぞれの哲学のもとに作られている事が多いと思います
勿論正解等なく、そして全てが正解でもあります

僕自身色々なディストーションの壁を作ってきましたが、今回は僕の中では割とポピュラーな手法の一つで作りました

まずギターはお決まりのフェンダージャズマスター
IMG_0081
ジャズマスターのコロンッとした音も重要な要素にもなっているのですが、何よりもアームですね
緩くベンドしてくれる所が独特な色気のある揺れを作りだします


そしてディストーションペダル一つ繋げて

IMG_0080
ZTアンプという小型のトランジスタアンプにSM57をオンマイクにセッティングし録音して終了!

 

 

これだけです

録音は意外とシンプルです^^:


集音された音も普通です(トランジスタアンプ特有の硬質な音ではありますが)


何の変哲もないディストーションギターの音です


ココからが肝心です
録音した1本のディストーションギター素材をコレに入れるのです↓
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YAMAHA SPX900
シューゲーザー好きにおなじみのマルチエフェクター
コレでリバーヴをかけてあげるとあっという間にワイドに広がるディストーションギターの壁がそびえ立ちます


あの壁は一本のディストーションギターでできていたのです

ちょっとワイドすぎたのでEQでレンジを狭くして、さらにコンプレッサーでややつぶし気味にして完了


皆様もお試しあれ


出来上がった壁にRoland TR 808で作ったビートを加え
NORD LEAD やmoog SLIM PHATTYで作ったパッドやノイズを加え完了

 

 

 

という事で
5thALBUM『Carry on Your Youth』楽曲解説
全曲解説し終えました

かなり偏った内容になってしまいましたが、
たまにはこんなのもいいと思います

解説を読んだ後に曲を聴き直すと新たな楽しみが見つかるかもしれません
試してみてください

 


コレからもアルバム『Carry on Your Youth』をよろしくおねがいします