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――日本のバンドも聴いたりしてましたか?

石毛:完全に、俺はボアダムスがすげー好きで

NAOTO:おれもボアダムスずっと好き

石毛:あのまわり好きですね。羅針盤とかROVOや。あとスーパーカー

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NAOTO:くるりと

石毛:ナンバーガール

NAOTO:他はMONOとかしか思いつかない

石毛:MONOかっこいいよね。フジロックで一昨年観た

NAOTO:あとダウニー

石毛:ダウニー最高!沖縄!

NAOTO:ダウニーを昼にやるっていうのが・・・

石毛:あーフジロックね。

NAOTO:あれはホワイトの夜で、ホワイトじゃなくてもいいけど

石毛:RED MARQUEEの夜とか

NAOTO:朝か・・・ちょっと世界観が・・・

石毛:朝は眠いんじゃないみんな。ダウニーかっこいいよね

NAOTO:ダウニーは超ハマったね当時。高校の時。追っかけしてた。

石毛:日本でもめっちゃ良いバンドいますよね

NAOTO:THE NOVEMBERSも好き

石毛:うん。俺、昔から変わらないのがworld’s end girlfriendが大好き。前田さんの音大好き。

NAOTO:前田さんあの人もちょっとエフェクツインっぽいよね

石毛:そんなニュアンスもあるね

NAOTO:あの感じれが売れてるっていいよね。

石毛:アジアで2000人くらい入るしね

NAOTO:あと映画もやってるし

石毛:この前LUNA SEAのライヴで会ったよ。あと、そこ周りだと、サーフ(Serph)かっこいい。あれも完全エレクトトロニックな方だけど。

NAOTO:いいよね。world’s end girlfriendって昔Human Highwayってレーベルがあって。そこにキャロラインっていう女の子がいたんだけど、きっと石毛君も好きだと思う。エレクトロニカで、女性ボーカルで。俺そのキャロラインってのが好きで、delofamilia初期の頃は少し影響受けたかな。

石毛:ムームの初期みたいな?

NAOTO:もっと機械っぽい。女の子がしこしこやってるみたいな

石毛:ピアナって知ってる?たぶんそれに近いかも。それは岩手の人なんだけど、ピアナって人も同じ

NAOTO:ピコピコって言ってもちゃんと上質、ガーリーではない。ストリングスも入ってるんだけど、たぶんジュノのストリングスとか。生ではないけどぬくもりがある。一回話聞くことがあって、全部パソコンで簡潔なんだって。なのにあの奥行き。ほんとにもうセンスでしかない。歌もポップだし。

石毛:キャロライン?

NAOTO:キャロライン。で、面白い話が、お姉ちゃんがいて、オリビアっていうお姉ちゃん

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石毛:それって、D&・・・

NAOTO:ほら、アクターズスクール

石毛:D&D!

NAOTO:オリビア日本に来てるけど、キャロラインはあんまり日本語もあんまり喋れないらしい。日本人なんだけど

石毛:そうなんだ。

――そろそろお互いの新作についてあとは、ベタになっちゃうんですけど、お互い新作が出たばっかりじゃないすか伺えればと…先ずは石毛さんから。。バンドは6枚目、今年の2月にはソロも3枚目、2月に出した、で、3枚目のソロアルバムがリリース。そして6月4日にはthe telephonesの6枚目のアルバム”SUPER HIGH TENSION!!!”がリリースされましたよね。

NAOTO:ソロは今年?

石毛:今年2月

――そろそろお互いの新作について伺えればと…先ずは石毛さんから。今年の2月には3枚目のソロアルバムがリリース。そして6月4日にはthe telephonesの6枚目のアルバム”SUPER HIGH TENSION!!!”がリリースされましたよね。作品を作るうえで今までと何か変化ってありましたか?

石毛:今メロディに興味があって。たぶんソロもテレフォンズも共通してる。昔からメロディを強調してたんですけど、今回はなおさら歌っていうのに興味を持ったかも。あと、作り方がちょっとずつわかってきたというか。もうちょっと全体を少しずつ周波数で管理できるようになってきた。例えば帯域ちょっと足りないからギターをこのポジションでもうちょっと足したらいいかな、とか考えるようになってきたんで。

――エンジニアさんとかは毎回違ったりするんですか?

石毛:(バンドの方は)いやーそんなには。ソロは3枚とも違うけど。今回は日本人で日下さんていう人で、前作は録りがクサカ日下さんと、西川さんにやってもらって、Mixはアレックスニューポートっていう、まぁマーズ・ヴォルタとかデス・キャブ・フォー・キューティーとかやってる人。元々アレックスがテレフォンズを好きでいてくれて。で、前々作で一緒に録りとMIXまで全部ニューヨークでやって、マスタリングはテッドジェンセン。最近はそういう感じでやってます

――そういった部分を聴き比べるのもおもしろいですよね。エンジニアさんが変わるとわかりやすく違ったりするじゃないですか

石毛:やっぱエンジニアのカラーがあるので。で、僕はそれを尊重したいというか。じゃないとその人と一緒にやってる意味が無い

NAOTO:ちょっとコラボに近い感じ

石毛:そうそうそう、エンジニアもアーティストだと僕は思うんですよ。だって、ミュージシャンより音楽知ってるし。だから、エンジニアが変わったら音も変わるのは当たり前だと思うし。そこで自分の我を貫こうとは思わないタイプです。この人とやってるからそうだよねって

――NAOTOさんは?

NAOTO:今回(5枚目)?ラフとか直感

――さっき言ってましたけど音を抜く的な?

NAOTO:うん。シンプルっていうのは顕著に出てる。

石毛:うん、すばらしかった

NAOTO:音源を聴かせるっていうよりは、その音とかの残響とか、そういうのの方が好きっていうか。

石毛:引かないと出てこないもんね

NAOTO:ドラムもスネアの音じゃなくって、スネアが壁に当たってる音とか。そういうのが好きかな

石毛:本当に壁に??

NAOTO:もーガンガン。録れるだけ録っとけみたいな。だいたい僕の場合はエンジニアさんとやることって少なくって。自分の好みを説明できないから(笑)

石毛:自分でやっちゃったほうがいいってこと?

NAOTO:そう

石毛:ローファイ思考

NAOTO:バリっとしないでほしいし。分離しないでほしい。ギターが良く聴える、声が良く聴こえるとかじゃなくて

石毛:スタジオで鳴ってる音をそのままみたいな?

NAOTO:そう

石毛:空気感があっていいよね

NAOTO:そういう意味でちょっと荒削り。あと、最近聴いてる音楽ってまとまってないのが多くて、そういうのが好き。いきなりでかくね?この音!みたいな(笑)

石毛:おもしろいよね。こないだリキッドにも来てたARCAのミックステープも結構そうだった。いきなりデカくなってワオ!みたいな。

NAOTO:何か、俺普通にできなかたんだけど、適当な人呼んできて、フェーダー12個並べてこれがドラム、これがベース・・・みたいな感じで好きなようにやらせてみたい(笑)音楽やらない人に直感で。

石毛:それって良いアイディアだね。ここに載せない方がいいんじゃないの?

NAOTO:あははははは

石毛:結構良いアイディア。面白いかもしれない

――石毛さんが次の作品でやってるかもしれない(笑)

石毛:NAOTO君には内緒でね。いや、僕は今のところそういう音楽を作る予定はないです。今のところ(笑)

NAOTO:そういう意味で、エラーを感じる音楽が好きで

石毛:ヒューマンエラー

NAOTO:そういう意味ではラフとか、ざっくりとか、の方が興味があるかな。例えばいろいろ聞かれても、覚えてないことの方が多い。何使ったって言われても

石毛:そうだよね、集中してる時って何使ったか覚えてないよね

NAOTO:うん

石毛:あの行動って自分でホントに記憶にない(笑)

NAOTO:なに繋げたかもわからない(笑)

石毛:なるべく、最近メモとるようにはしてる

NAOTO:俺も写真とる。

石毛:二度と作れない音ってたまに出てくるよね

NAOTO:ある。特に俺アナログシンセだから。まったくリコールきかないから。だけど、音聴けばなんとなく作れるかな

石毛:近いけどなんか違うっていうのが多いんだよな、アナログって。難しい

――シンプルになってきたのはライヴを意識してたり?

石毛:テレフォンズだとそうですね。あと、単に時代や流行がシンプルなのが増えてきてるかな。あと歳?(笑)

NAOTO:俺はライヴはまったく考えないであとから困るタイプかな(笑)結構困る毎回。どうやろうかなって

石毛:でも、いろいろおもしろくできそう

NAOTO:後から考えたり、いろんな人に手伝ってもらったりっていうライヴはあるかな

石毛:ライヴ観てみたい。この前行けなかったから

NAOTO:次は是非。

石毛:この前はどこだったっけ?

NAOTO:渋谷duoでPeople In The Boxと。ワンマンは9月にあるんで

石毛:ライヴが入ってなければ行かせてください!

――テレフォンズも7月にEX THEATER 2daysがありますよね。タイトルがおもしろかったです(笑)

石毛:KICK OFF DISCOとPLAY BALL DISCO。無理矢理ですけどね。ちょっとめでたい感じにしようかなって

――ツアーに地元埼玉が4ヶ所も入ってますね。

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石毛:そうなんすよ。そっから始まるんです。埼玉ってライヴハウス結構あるからさ。で、全箇所で埼玉のお菓子をお客さんに渡す。

NAOTO:なんなの、お菓子って?

石毛:今は内緒。色々な埼玉銘菓探してる(笑)埼玉の発展を願うバンドになりつつあるかな。うちのベースが観光大使。地元って大事かなって。生まれた場所って大事な気がして。

NAOTO:いつか対バンできれば…

石毛:埼玉で?

NAOTO:埼玉で

石毛:じゃあKYARAで是非。死んじゃうな。お互いの地元でやれたら楽しいけど。そしたら俺、沖縄で朝ステーキ食べたい

一同:あはははは(爆笑)

――そういうのおもしろいよね。お互いの地元で1本ずつやる、みたいな

石毛:ちょうど離れてるし。北海道だったら一番おもしろかったんだけど、ゴメンね埼玉だった(笑)

NAOTO:いいえ。今後ともよろしくお願いします

石毛:締まった?

NAOTO:締まりました?

――締まったんじゃないですかね(笑)

一同:あはははは(爆笑)

二人:ありがとうございました。

 

 

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